2024年紅白歌合戦の星野源さんが歌う曲が「地獄でなぜ悪い」に決定したと発表となりました。
この曲は、園子温監督の2013年の同名映画『地獄でなぜ悪い』の主題歌。
星野源さんも映画に主演して、園監督からの依頼で作った主題歌なのです。
性加害の問題があった園子温監督の曲を紅白で歌うのは、「性加害を肯定するのでは?」との声があがり話題となっています。
星野源さんが紅白に「地獄でなぜ悪い」を選曲した理由3選と園子温監督と星野源氏との関係もチェックしていきましょう。
星野源の「地獄でなぜ悪い」はどんな曲で歌詞は?
星野源さんが紅白で歌う「地獄でなぜ悪い」はどんな曲であり、歌詞についても紹介していきます。
12/31(火)19:20〜放送の『第75回NHK紅白歌合戦』の曲目が発表となりました!
— 星野源 Gen Hoshino (@gen_senden) December 23, 2024
星野源は「地獄でなぜ悪い」を披露します!https://t.co/mCH4z9WLtu#星野源 #NHK紅白 #紅白歌合戦 pic.twitter.com/NO5mwMBdzg
「地獄でなぜ悪い」の曲は、地獄というタイトルであるがめちゃくちゃに明るい曲なのです。元気をくれる良い曲ですよ。
今回の紅白に曲に「地獄でなぜ悪い」が選ばられたことで、星野源さんの明るい人気のある曲で嬉しいとの意見と性加害者の問題にあった園子温監督の映画の主題歌の曲なんてよく歌うな!との厳しい意見も出て、現在炎上中です。
星野源が「地獄でなぜ悪い」を紅白で歌うことに賛否が分かれることはわからんでもないんだけど、別に星野源が性犯罪したわけでも曲選んだわけでも無いのに、ここぞとばかりに槍玉に挙げてクズだとか昔から嫌いだったとか、そういうノリがもうキツいっす毎回毎回アホかおまえら
— ゼイゼイ (@theytheylive) December 23, 2024
まず園子温が性加害者なのにしれっと名義変えて映画界に復帰してるの怖すぎるし、彼が直々に星野源にオファーして作られた「地獄でなぜ悪い」(園子温映画の同名主題歌)が紅白に選曲されるのグロすぎて絶望する。つい最近ジャニーズの性加害問題で特集組んでたNHKがよりによってその曲を選ぶの?
— 烏山 (@karasuyama380) December 23, 2024
「地獄でなぜ悪い」が作られた経緯や曲の意味
「地獄でなぜ悪い」は、同名の映画の出演者である星野源さんが園子温監督からの依頼で作った主題歌です。
星野源さんは、映画の世界観をちゃんと組み込んだものしようと作ったが、更に星野源氏の自身のルーツもしっかり組み込んで作った作品となっています。
映画の内容は、
映画作りに熱い思いを抱く男が主人公ということで、園子温監督が自身を色濃く投影している。
ヤクザの組長の希望で、映画青年が本物のヤクザの子分たちを使って映画を撮るストーリー。
星野源さん曲の成り立ち
星野源さんは、エッセイで曲の成り立ちを書かれていました。
2012年12月にくも膜下出血が起こり、手術をし、退院後の定期検査入院にて隣の個室になった時に、
「『痛い』『寂しい』『辛い』と大きな声で言うおじいさんがきっかけとなり、
半年前のカテーテル手術後のあの不安な日々を思い出していた。何気なく出したノートに筆が進んだそうです。
そこからは、真っ暗な病室で、歌詞がスラスラと書けたといっています。
星野源さんの壮絶な体験によりできた曲だったのです。
この曲の意味は星野源さんの体験のもと、
- くも膜下出血の術後 飲み食いができず頭痛や吐き気等で精神的に参って死んでしまいたいと生きる事を諦めそうになりながらも
- 未来へと歩みを止めずに進み続けた人の物語で誰かの生きる希望であり光の曲
と生きることを諦めそうになりながらも、生きる希望や光を歌った曲なのです。
「地獄でなぜ悪い」の歌詞です。
病室 夜が心をそろそろ蝕む 唸る 隣の部屋が開始の合図だ
いつも夢の中で痛みから逃げてる あの子の裸とか 単純な温もりだけを 思い出す
無駄だ ここは元から楽しい地獄だ 生まれ落ちた時から 出口はないんだ
いつも窓の外の 憧れを眺めて 希望に似た花が 女のように笑うさまに 手を伸ばした
嘘でなにが悪いか 目の前を染めて広がる ただ地獄を進む者が 悲しい記憶に勝つ
教室 群れをはぐれた重い空を行く 生まれ落ちた時から 居場所などないさ
いつも窓の外の 標識を眺めて 非道に咲く花が 女のように笑うさまに 手を伸ばした
作り物で悪いか 目の前を染めて広がる 動けない場所からいつか 明日を掴んで立つ明日を掴んで立つ
幾千もの 幾千もの 星のような 雲のような 「どこまでも」が いつの間にか 音を立てて 崩れるさま
嘘でできた世界が 目の前を染めて広がる ただ地獄を進む者が 悲しい記憶に勝つ 作り物だ世界は 目の前を染めて広がる 動けない場所から君を 同じ地獄で待つ 同じ地獄で待つ
地獄でなぜ悪いの歌詞
星野源が紅白で「地獄でなぜ悪い」を選曲した理由3選
今回なぜ星野源さんが紅白で「地獄でなぜ悪い」を選曲したのか3選の理由を紹介します。
選曲理由1:
星野源さんが
- 脳の再手術をすることで 後遺症が出るかもしれない
- 二度と歌えなくなるかもしれない
- 身動きもできず
- ただひたすら痛みに耐えるしかない
- そんな地獄から這い上がってきた
そんな星野源さんの人生を歌った名曲であり、ファンやこの曲を聞いた人を幾度となく励ましてきた一曲です。
この大切な曲を披露することは紅白という大舞台では大切であるとの考えより選曲した。
選曲理由2:
紅白歌合戦を放映するNHKが星野源さんへ熱烈に「地獄でなぜ悪い」を歌ってほしいと熱望、オファーをしました。
星野源さんは、
NHK紅白の演出の方に、今年この曲を歌って欲しいんです。
この曲をテレビを観ている“あなた”の一人一人に届けて欲しいんです。
と、NHKよりその熱い想いと共にオファーをいただいたこと、あまりに予想外で本当に驚いたことを告白しています。
それに対し、
「弾き語り、一生懸命に、『今』の気持ちで歌いたいと思います。大晦日、よろしくお願いします!」
と星野源さんは語っています。
NHKの意向とすれば、星野源さん困難な苦しい時の作った曲であること、いま元気に星野源さんは活躍して前を向いて生きていることを、視聴者へ訴えたかったからでしょう。
また、曲も明るい曲であり一年を明るく終わってほしいと思ったこともあるでしょう。
紅白の公式サイトでは、
《人生の矛盾や厳しさを受け入れつつも、前向きに生きていく姿勢が表現されており、多くのファンに勇気を与えている楽曲です。今回は、特別に“ギター1本の弾き語りバージョン”でお届けします!》
と公開しています。
ただ、園子温監督の映画作品の主題歌であり炎上覚悟で、オファーを出したのだろうか?
選曲理由3:
星野源さん自体は、本当は「地獄でなぜ悪い」を選曲したくなかったのでは?
NHKからのオファー時には
- 予想外
- 本当に驚いた
- 「今の気持ち」で歌う
と自らでは、「地獄でなぜ悪い」を選曲したくなかったのではと思われます。
やはり、星野源さん自身も、性加害者である園子温監督の映画作品の主題歌は、NHKの紅白では歌いたくなかったのでしょう。
星野源と園子温監督の関係
星野源さんと園子温監督の間には、現在の交流についての情報はありません。
星野源さんも、性加害の問題を起こした園子温監督とは親しくすることは出来ないでしょう。
また、星野源さんが、園子温監督を擁護しているとの情報も一切ありませんでした。
2人の接点は、2012年の「地獄でなぜ悪い」の映画制作時に、園子温監督が星野源さんへ映画と同タイトルの新曲を書き下ろしてほしいとオファーしたのが始まりです。
この主題歌が出来上がった時に、曲を聴いた園子温監督は、
「星野源は、俺の愛そのものになった、あいつは、俺、俺は、あいつ」
と大満足の様子を見せていました。
まとめ
星野源が紅白「地獄でなぜ悪い」を選曲した理由3選!園子温と関係もエグい!について紹介してきました。
星野源さんが、紅白で「地獄でなぜ悪い」を歌うことをやめて欲しいと願う人が多くなっています。
NHKからの熱烈なオファーにより「地獄でなぜ悪い」を歌うことを了承した星野源さんですが、性加害の問題を起こした園子温監督の映画作品の主題歌をなぜ歌うのか?!星野源さんのファンからも声が上がっています。
今後の動向も気になりますね。
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